ファッションを楽しむ最大の醍醐味って、やっぱり「トレンド」ではないでしょうか。
だから、ファッションていつまでも未来を見続けているんです。
魅力的なんです。
トレンドって、2年以上も前から決められていて、メゾンへある方法で発信されています。
そして、四大都市でコレクションが行われて市場へ広まっていきます。
メゾンでは、あんなに魅力的なのにそれが市場で展開されるとどうしてこうもぱっとしなくなるんでしょうね。
トレンドは流行という言葉に変わり、それと引き換えにファッション誌は、
何を買っても、どこを開いても、変わらなくなってしまいました。
個性が消えてしまった日本。
10年前は、例えば原宿のストリートや渋谷。
隣り合わせた駅に群がる若者は、全く違うファッションスタイルを楽しんで街を歩いていました。
もちろん流行りに乗った若者たちでしたが、
十人十色が一人十色とも表現される、様々なファッションスタイルが確立された時代でした。
この現在、どこへ行っても、雑誌の切り抜きを貼り付けたような感じ。
もちろんそれが現代のスタイルだし、流行が存在する限り消えることはないでしょうが。
ただやっぱり「みんなと一緒。」っていうのは、ちょっと詰まらないな。
だからとは言え、前途の通り時代を楽しむこともファッションには大切な部品。
特にファッションを仕事とする私たちは、トレンドを見ずしてこの仕事は務まりません。
個人的にも、ものすごく微妙な部分だけど、
そんな場合は、「ちょとだけ、上手に波に乗る」。
簡単な方法は、1アイテムだけ抑える。こと。
スタイルすべてをトレンドで意識してしまったら、それはただの「流行りに乗っかるひと」。
スタイリングのどこかひとつに入れ込んでみれば、時代を意識しつつ、個性も活きてきます。
個人的に、今シーズンのファッションテーマは『ネオヴィンテージ』。
60’sテイストをニューレトロテイストでアンニュイに現代風へ。
ドルマンスリーブニット(コムデギャルソン)
ペンシルスカート(H&M)
ヴィクトリア柄トラウザー(ASOS)
ちょっと物足りない時は、小物ワンアイテムを。
モノトーンスカーフ(vintage)
12AWのCELINEも意識しつつ。。笑
シャツやシンプルなニットにこれ一巻きでがらっとイメージが変わります。
で、トレンドものはチープに抑え、(そのためのファストファッション!と思います。)
上質な衣類を纏う。
歴史と付加価値を織り交ぜてファッションを楽しむ。
歳を重ねるとともに、「自分なりの芯のスタイル」を生み出していきたいです。
2013/04/20
2013/04/01
若者ファッションのバイブルが消える/ブランド・ファッション誌のターゲット層上昇現象
10年前。
わたしが10代後半から20代前半の頃はファッション誌全盛期で、「読モ」が確立したのもこの時代でした。
当時は、Zipper、CUTIE、SEDA、mini、Sweet…の、今でいう青文字系雑誌。
もちろん30目前のこの年でその類の雑誌を読めるわけもなく。。
最近のファッション誌のビッグニュースといえば、GLAMORUSとGraziaの相次ぐ休刊。
ゲイ友達は、自分のバイブルが消えてしまったと発狂していました笑
その代わりに、20代前半の大学生たちがターゲットだったviviは、30代までターゲット層を広げ、○談社ではその層をターゲットとしたファッション誌を新たに創刊するようです。
moussyなどを展開しているバッロックリミテッドジャパンは、30代をターゲットにしたニューライン、ENFOLDを昨年デビューさせました。
わたしが高校生のころ、爆発的な人気だったmoussy、こぞって袖を通していたギャルたちももう三十路を超えました。
今更moussyなんて着れません…笑
で、moussy世代の彼女たちのネクストブランドとして誕生したのが、ENFOLDってことです。
バロックブランドが、まさか伊勢丹で展開する日が来るとは思いませんでした。
このように、ファッションブランドやファッション誌のターゲット層がぐんと上がってきています。
ファッションにいちばん敏感で消費の多いな世代は、30代へ。
となると、この現状にも納得です。
が、今の10代・20代は、一体何を読んで、何を着ているんですか???
紐解くと、まあ当然ながら行く先の主体となるものは、ファストファッションなんですよね。
コレクションで発表された洋服たちが、どのように市場へ反映されているのかを知るには、
ファストファッションを見れば一目瞭然。
同じように何を着たらいいかは、ファストファッションに行けばわかるようになりました。
雑誌に出ているSPAブランドよりも、ずっと安く手に入るし、ここへ行けば全部揃う。
雑誌離れするのも理解できるような。。。
ブランドやショップが増えた割にはファッションスタイルに個性がなくなり、ファッション誌の誕生と休刊と。
若者たちは、何をバイブルとしてファッションを楽しんだらいいのかわからなくなってきました。
こんな時代がくるとは思わなかったな。
ネットが普及し、全ての情報はパソコン越しで取得ができる時代。
でも、ファッションだけは、いい意味でアナログであって欲しかった。。
ファッション誌に限らず、書籍全般でもね。
あの紙の質感と、直ぐに読み戻したいページに戻れたり、
時折読み返して「このときこんなのが流行ってたなー」ってしみじみしたり。
これは個人的な見解だけど、そういう、紙独特の魅力が何とも良かったりします。
相変わらず、月に3冊以上のファッション誌を買い漁ります。
こうして記事を書く時も膝の上に乗せて参考書みたいに資料にして。
わたしが10代後半から20代前半の頃はファッション誌全盛期で、「読モ」が確立したのもこの時代でした。
当時は、Zipper、CUTIE、SEDA、mini、Sweet…の、今でいう青文字系雑誌。
もちろん30目前のこの年でその類の雑誌を読めるわけもなく。。
最近のファッション誌のビッグニュースといえば、GLAMORUSとGraziaの相次ぐ休刊。
ゲイ友達は、自分のバイブルが消えてしまったと発狂していました笑
その代わりに、20代前半の大学生たちがターゲットだったviviは、30代までターゲット層を広げ、○談社ではその層をターゲットとしたファッション誌を新たに創刊するようです。
moussyなどを展開しているバッロックリミテッドジャパンは、30代をターゲットにしたニューライン、ENFOLDを昨年デビューさせました。
わたしが高校生のころ、爆発的な人気だったmoussy、こぞって袖を通していたギャルたちももう三十路を超えました。
今更moussyなんて着れません…笑
で、moussy世代の彼女たちのネクストブランドとして誕生したのが、ENFOLDってことです。
バロックブランドが、まさか伊勢丹で展開する日が来るとは思いませんでした。
このように、ファッションブランドやファッション誌のターゲット層がぐんと上がってきています。
ファッションにいちばん敏感で消費の多いな世代は、30代へ。
となると、この現状にも納得です。
が、今の10代・20代は、一体何を読んで、何を着ているんですか???
紐解くと、まあ当然ながら行く先の主体となるものは、ファストファッションなんですよね。
コレクションで発表された洋服たちが、どのように市場へ反映されているのかを知るには、
ファストファッションを見れば一目瞭然。
同じように何を着たらいいかは、ファストファッションに行けばわかるようになりました。
雑誌に出ているSPAブランドよりも、ずっと安く手に入るし、ここへ行けば全部揃う。
雑誌離れするのも理解できるような。。。
ブランドやショップが増えた割にはファッションスタイルに個性がなくなり、ファッション誌の誕生と休刊と。
若者たちは、何をバイブルとしてファッションを楽しんだらいいのかわからなくなってきました。
こんな時代がくるとは思わなかったな。
ネットが普及し、全ての情報はパソコン越しで取得ができる時代。
でも、ファッションだけは、いい意味でアナログであって欲しかった。。
ファッション誌に限らず、書籍全般でもね。
あの紙の質感と、直ぐに読み戻したいページに戻れたり、
時折読み返して「このときこんなのが流行ってたなー」ってしみじみしたり。
これは個人的な見解だけど、そういう、紙独特の魅力が何とも良かったりします。
相変わらず、月に3冊以上のファッション誌を買い漁ります。
こうして記事を書く時も膝の上に乗せて参考書みたいに資料にして。
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