2013/04/20

「ちょっとだけ」が、丁度いい トレンドの波にうまく乗る

ファッションを楽しむ最大の醍醐味って、やっぱり「トレンド」ではないでしょうか。
だから、ファッションていつまでも未来を見続けているんです。
魅力的なんです。


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トレンドって、2年以上も前から決められていて、メゾンへある方法で発信されています。
そして、四大都市でコレクションが行われて市場へ広まっていきます。

メゾンでは、あんなに魅力的なのにそれが市場で展開されるとどうしてこうもぱっとしなくなるんでしょうね。
トレンドは流行という言葉に変わり、それと引き換えにファッション誌は、
何を買っても、どこを開いても、変わらなくなってしまいました。

個性が消えてしまった日本。
10年前は、例えば原宿のストリートや渋谷。
隣り合わせた駅に群がる若者は、全く違うファッションスタイルを楽しんで街を歩いていました。
もちろん流行りに乗った若者たちでしたが、
十人十色が一人十色とも表現される、様々なファッションスタイルが確立された時代でした。

この現在、どこへ行っても、雑誌の切り抜きを貼り付けたような感じ。
もちろんそれが現代のスタイルだし、流行が存在する限り消えることはないでしょうが。
ただやっぱり「みんなと一緒。」っていうのは、ちょっと詰まらないな。

だからとは言え、前途の通り時代を楽しむこともファッションには大切な部品。
特にファッションを仕事とする私たちは、トレンドを見ずしてこの仕事は務まりません。

個人的にも、ものすごく微妙な部分だけど、
そんな場合は、「ちょとだけ、上手に波に乗る」。

簡単な方法は、1アイテムだけ抑える。こと。
スタイルすべてをトレンドで意識してしまったら、それはただの「流行りに乗っかるひと」。
スタイリングのどこかひとつに入れ込んでみれば、時代を意識しつつ、個性も活きてきます。

個人的に、今シーズンのファッションテーマは『ネオヴィンテージ』。
60’sテイストをニューレトロテイストでアンニュイに現代風へ。

ドルマンスリーブニット(コムデギャルソン)
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ペンシルスカート(H&M)
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ヴィクトリア柄トラウザー(ASOS)
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ちょっと物足りない時は、小物ワンアイテムを。

モノトーンスカーフ(vintage)
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12AWのCELINEも意識しつつ。。笑
シャツやシンプルなニットにこれ一巻きでがらっとイメージが変わります。

で、トレンドものはチープに抑え、(そのためのファストファッション!と思います。)
上質な衣類を纏う。
歴史と付加価値を織り交ぜてファッションを楽しむ。

歳を重ねるとともに、「自分なりの芯のスタイル」を生み出していきたいです。


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